<   2006年 12月 ( 12 )   > この月の画像一覧
定期演奏会
a0040371_19194462.jpg12月5日(火)

定期演奏会。
仲間の最後のオケを見届けようと、前々から楽しみにしていた。
最初に演奏したショスタコの曲は、きっと1年の頃聞いていたらその良さが理解できなかったけれど、ここ数年でかなり感性が変わったので、とてもおもしろかった。
二楽章のO先生のヴァイオリンソロがとても美しかった。
普通だったらソロの部分があったら、ここぞとばかりに音も大きく主張した演奏をしてしまう場合が多いけれど、先生は決して音を張らず、透明で繊細な絶妙なバランスの演奏を聴かせてくれた。まぁ当たり前だけど、僕がとやかく評価できるようなレベルではない。
1楽章のオケのばらつきが先生のソロで払拭され、自然と笑顔で音に入り込んで聴き入る事になった。
そのソロに続くお嬢のフルートソロがこれまた綺麗すぎた。
お嬢だとは気付かずとっても上手いプロだと僕は終わるまで感じていた。
その他トムトムのクラリネットとママのオーボエも独自の音色を響かせていて素晴らしかった。

逆にとても繊細な構成の曲だったので、小さな音の時の弦の音程のズレなど気になる点も多々あった。Y先生とO先生が少し早めに引っ張っていきたいのに、全体的に少しもったりついていってないと感じた部分があった。
ホルン、トランペットのミスが多すぎで、その度に集中力が欠かれてしまった。
ソロで上手くやれても、オケのたまに出てくる簡単な部分をミスってしまってはだめ。

2,3楽章が特に僕は好きだった。
4楽章のY先生の身体一杯に指揮して引っ張って、O先生がそれに応えてる音楽で鳥肌が立った。

休憩後に演奏したプーランクの曲も素晴らしかった。
この時期に聴く合唱は特にいい。
S先生の歌声は海の女神を感じさせ、美しすぎた。
あの何千万とするステージ上のオケの楽器群に埋もれる事なく、値段のつけられない人の声がここまで人の心を掴む事がいつも凄いと思う。
やはり人の声に勝つ楽器はないかもしれない。

アンコールのプーランクの曲は暖かく優しく素晴らしい曲だった。
和音進行が期待を裏切らない感じで、初めて聴いたけど、すぐに感覚がついていった。
去年も感じたけど、Y先生の指揮棒を持たないあの指揮がとても好き。
途中の上から横に手を広げるところでは天使にしか見えなかった。
満足した気分になった。

なによりも共に勉強してきた友達が真剣に演奏する最後のオケというのが僕を感動させてくれた。みんなを尊敬する。
良い演奏をありがとう。
[PR]
by free_ee_free | 2006-12-05 17:53
音が生まれる
a0040371_7312764.jpg
11月30日(木)

初めて"書いた曲"のレコーディング。
コンピューターの画面で"作る音楽"ではなく、楽譜を書くというクラシカルな方法で生まれる音楽。やっとその一歩を踏み出せた。
今回の曲は三楽章形式にしようとしていて、一楽章にあたる曲を録音。
構成はピアノとチェロで、チェロをケンジに手伝ってもらった。エンジニアはユンディ。
たった1ページの曲だけど、拍の概念がなく、常にためる揺れがあり、和音感、余韻の表現が特に難しい。
最初は音のバランスもテンポも合わなかったが、何度か合わせるうちに僕の表現したい事をすぐに理解してくれたようだった。トリオ3年間の経験で、ケンジは僕を扱えるようになってくれているから安心だし、ケンジ独特の音色がやはり僕は好きだった。
即興の音楽は自由でひらめきが大切だけど、一回弾いたらその音を再現する事も修正する事もできないのに対し、できている曲を録音するのは再現も修正も可能なので、細部にこだわってしまい、なかなかOKにならない。
しかし、何度もテイクを重ね、楽に弾けるようになってきたあるテイク中、ビビッと身体の中に響くものがあって、このままミスなく終わりたいと少しの緊張感と集中力が上がる瞬間があった。
以前からこの言葉で表せない感覚を僕は大切にしている。
そのテイクで終わり、3楽章のサンプルも無事録音できた。
この日は3楽章のヴァイオリンのサンプルも録りたかったけれど、色々な不幸が重なりできなかった。
今はそれを録音するタイミングではないと自分の中に言い聞かせ、ユンと図書館に行った。
"ゼロビート"、"対位法"、"非和声音"などなどたくさん読みたい本があったけど、どれも眠くなるような内容で、今回も挫折してしまった。いつも本を開く前のテンションは高いのに、気付くとパラパラとページをめくって終えてしまう。。

良い音が録れた日のテンションは高い。そのテンションのまま帰りにDonの誕生日用のケーキを買った。名前も"どん"にしてもらった。
スギと演出を考え、ミュージカルをやろうとしたけど、時間がなかったので、小さな打ち上げ花火をやった。久々のDonの喜ぶ姿が嬉しかった。

12月1日(金)

本番前の最後のトリオの合わせ。
大事な事を思い出す事ができた。曲を聴いた時の初期衝動というか感動、伝えたい事を忘れてはいけない。
なんとかまとまった。
夜アマデウスのDVDを観た。
高校の時の授業で少し観た時はあまり印象に残らなかったけど、改めて今観るとめちゃくちゃおもしろかった。
特に最近楽譜を書く事にハマっている僕にとってとても触発された。
脳の中で曲ができていて、修正もなく一気に書き上げる姿がかっこ良すぎるし、その楽譜を見て、音にしてないのに、頭の中で音楽が流れ涙するという世界も凄いし、最後の曲を書くサリエリとのやり取りや、モーツァルトの性格も僕は大好きだった。
3時間ぐらいの作品で見終わったのは朝の5時ぐらいだったけど、やる気がとても上がってしまったので、部屋に薄暗い間接照明を点け、モーツァルトのようにお酒を飲みながら、曲を書き書きした。昼頃2楽章の3分の1ぐらいを書き終え気持ちよく眠りについた。

12月2日(土)

起きてからもずっと曲を書き書きした。
夜出掛ける時になって、ピアノ練習していない事に気付き慌てて少し練習し、田町のSTUDIO CUBE 326で行われたLIQUID BLOOMというイベントに行った。
ディジュのストイックな世界にやられた。めちゃくちゃかっこ良かった。
お目当ての半野さんのライブも相変わらず最高だった。一種の麻薬性を感じるし、引き込まれる。(麻薬をやった事はないけど。)
怖さを感じた。かっこ良すぎた。
半野さん本人はとっても良い人で、話しかけたら、「システムのトラブルがあって、ごめんね」と言っていた。半野さんに謝られたら、言葉なんて出なくなる。。さらに、
「いつもありがと」と言われた。
こっちの台詞だ〜!!僕はこれからも毎日半野さんを聴きます。

12月3日(日)

イベントから帰ってきて少し寝てから合わせのために学校に行った。
東京マトリョーシカ
プログラムの構成や進行等に課題が残るものの、一つ一つの演奏はおもしろかった。
僕らのトリオはぐしゃって、僕はかなり反省したけど、途中途中感動する音の響きを感じたり、楽しかったから良かった。
a0040371_7324726.jpg
そーまのサックスがかっこ良すぎた。やられた。

ヘトヘトで帰ってきて、2時間程寝てから、続きの曲を書き始めた。書き終えたのは朝8時。2時間寝て、レコーディングのため、学校に行った。

12月4日(月)

トミー、ミナミの協力を得て4時間スタジオを確保した。
今回はエンジニア不在のため、僕が全部やった。準備だけで30分以上かかった。
録音ボタンを押したり、演奏したり、チェックをしたりのブースとの行き来が大変だった。
2楽章の曲はヴァイオリンとピアノの曲で、ヴァイオリンはネモに手伝ってもらった。
合わせるのがとても難しい曲だったけど、ネモも僕の表現したい事をすぐに理解してくれた。
ネモの美しい音と良い感性にワクワクした。
失敗しても笑い合える、終始リラックスしたとても楽しい録音だった。
今回ネモやケンジに録音をお願いして良かったと思った。仲良くなきゃ一緒に音を作るのは難しい。
3楽章用のサンプルも録れて、やりたい事を全てやれてとても満足だった。
レコーディング全般がやっぱ楽しい!!
ケンジ、ネモ、ユン、誠、トミー、ミナミありがとう!!

家に帰って久々にゆっくり寝ました。
長い長いここ最近でした。
a0040371_7335351.jpg
ねもさん
[PR]
by free_ee_free | 2006-12-05 07:53



Junya Yanagidaira
by free_ee_free
S M T W T F S
1 2
3 4 5 6 7 8 9
10 11 12 13 14 15 16
17 18 19 20 21 22 23
24 25 26 27 28 29 30
31
Links
フォロー中のブログ
+ blog +
苔むしたyukki blog
まごの手
つちのおと
カテゴリ
diary
music
live
cook
photo
review
others
以前の記事
2011年 09月
2011年 08月
2011年 07月
2011年 06月
2011年 04月
2011年 03月
2011年 02月
2011年 01月
2010年 12月
2010年 11月
2010年 10月
2010年 09月
2010年 06月
2010年 05月
2010年 04月
2010年 03月
2010年 01月
2009年 12月
2009年 11月
2009年 10月
2009年 09月
2009年 08月
2009年 07月
2009年 06月
2009年 05月
2009年 04月
2009年 03月
2009年 02月
2009年 01月
2008年 12月
2008年 11月
2008年 10月
2008年 09月
2008年 08月
2008年 07月
2008年 06月
2008年 05月
2008年 04月
2008年 02月
2008年 01月
2007年 09月
2007年 08月
2007年 07月
2007年 06月
2007年 05月
2007年 04月
2007年 03月
2007年 02月
2007年 01月
2006年 12月
2006年 11月
2006年 10月
2006年 09月
2006年 08月
2006年 07月
2006年 06月
2006年 05月
2006年 04月
2006年 03月
2006年 02月
2006年 01月
2005年 12月
2005年 11月
2005年 10月
2005年 09月
その他のジャンル
ファン
記事ランキング
ブログジャンル
画像一覧