12月5日(火)
定期演奏会。 仲間の最後のオケを見届けようと、前々から楽しみにしていた。 最初に演奏したショスタコの曲は、きっと1年の頃聞いていたらその良さが理解できなかったけれど、ここ数年でかなり感性が変わったので、とてもおもしろかった。 二楽章のO先生のヴァイオリンソロがとても美しかった。 普通だったらソロの部分があったら、ここぞとばかりに音も大きく主張した演奏をしてしまう場合が多いけれど、先生は決して音を張らず、透明で繊細な絶妙なバランスの演奏を聴かせてくれた。まぁ当たり前だけど、僕がとやかく評価できるようなレベルではない。 1楽章のオケのばらつきが先生のソロで払拭され、自然と笑顔で音に入り込んで聴き入る事になった。 そのソロに続くお嬢のフルートソロがこれまた綺麗すぎた。 お嬢だとは気付かずとっても上手いプロだと僕は終わるまで感じていた。 その他トムトムのクラリネットとママのオーボエも独自の音色を響かせていて素晴らしかった。 逆にとても繊細な構成の曲だったので、小さな音の時の弦の音程のズレなど気になる点も多々あった。Y先生とO先生が少し早めに引っ張っていきたいのに、全体的に少しもったりついていってないと感じた部分があった。 ホルン、トランペットのミスが多すぎで、その度に集中力が欠かれてしまった。 ソロで上手くやれても、オケのたまに出てくる簡単な部分をミスってしまってはだめ。 2,3楽章が特に僕は好きだった。 4楽章のY先生の身体一杯に指揮して引っ張って、O先生がそれに応えてる音楽で鳥肌が立った。 休憩後に演奏したプーランクの曲も素晴らしかった。 この時期に聴く合唱は特にいい。 S先生の歌声は海の女神を感じさせ、美しすぎた。 あの何千万とするステージ上のオケの楽器群に埋もれる事なく、値段のつけられない人の声がここまで人の心を掴む事がいつも凄いと思う。 やはり人の声に勝つ楽器はないかもしれない。 アンコールのプーランクの曲は暖かく優しく素晴らしい曲だった。 和音進行が期待を裏切らない感じで、初めて聴いたけど、すぐに感覚がついていった。 去年も感じたけど、Y先生の指揮棒を持たないあの指揮がとても好き。 途中の上から横に手を広げるところでは天使にしか見えなかった。 満足した気分になった。 なによりも共に勉強してきた友達が真剣に演奏する最後のオケというのが僕を感動させてくれた。みんなを尊敬する。 良い演奏をありがとう。
by free_ee_free
| 2006-12-05 17:53
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