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2006
Heal the world make it a better place
For you and for me and the entire human race
There are people dying
If you care enough for the living
Make a better place for you and for me

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今年もお世話になりました。
みなさんのおかげで今年もあっという間の楽しい時を過ごす事ができました。
ありがとうございました。来年もどうぞよろしくお願いします。
来年は大学を卒業し、新しい事に挑戦していきます。
今までは自分の事ばかりを考え、自分のために生活をし勉強してきたけれど、来年からは少しでも自分以外の何かの事を考えたり、活動できたらと思います。
世界が良くなりますように。

heal the world
http://www.youtube.com/watch?v=68J5eDpLFfk
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by free_ee_free | 2006-12-31 16:55
神の音色
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12月27日(水)

メンデルスゾーン無言歌集「悲歌」で始まったロト先生のコンサート。
最初からぞわわわ〜と鳥肌が立った。とても優しい音で、良い気持ちになった。
続いてフランク。初めて聴いた曲だったけど、これが今回のコンサートの中で一番良かった。
とても難しい技術を、難しくガツガツ弾く感じではなく、軽々スラスラ良いバランスで、ある種の錯覚を覚えた。
とても細かく余韻の広がりを作っていて、空間が広くなって多彩になったり、狭くなって芯が通った感じになったり、空間の複雑さがおもしろかった。
一つ一つのフレーズが鮮明な事はもちろん、全体的にも迫力と繊細さがあって、音の切れ方も一つ一つまるで違って、冷静さを感じながらも、情熱的だった。
人の子なのかと思ってしまう。
続いてベートーヴェンソナタ熱情。
これまでとは全然違った演奏で、音ではなく気持ちを感じた。
情熱的に弾く事は若い人なら結構いるけど、先生の情熱的な演奏は若い人のそれとは違い、重くて深くて怖ささえ覚える。
熱情はああでなくちゃという感じだった。
休憩をはさみ、スクリャービン。
僕の弾くスクリャービンとは全然違い、広がりのある限りなくクリーンな演奏だった。
リスト超絶技巧。
もはやピアノの音とは思えない音の気持ちの良い限りなく繊細な粒による振動が耳に脳に伝わった。
あんな綺麗なリストは聴いた事がない。
リゴレットパラフレーズ。
この曲は僕はあまり好きではない。難しい曲を頑張って弾いてる感じの演奏ばかりを聴いてきてあまり印象に良くなかったから。
しかし、それを完全に打ち消してくれた。
幸せな気持ちになった。
アンコールではショパンの夜想曲の中で僕が一番好きな8番を弾いてくれた。
もう言葉にならない素晴らしい演奏だった。
ピアノを聴いて好みというのがあると思うけど、先生は好みとかそういう事を言えるレベルじゃなくて、マスターピースというか、ピアノマスターという感じで、ここから全てが始まってると思ってしまった。迷いはない。これを好まずして何を好む。
確かな揺るぎない真実がある気がして安心した。
本当に感謝の気持ちで一杯だった。

夜今年最後のテラとこ飲みをMOJOでやった。
もうこんな風に夜中に集まって飲む事もないかもね、とか言いながら、寂しい気持ちで思い出話で飲んだ。
そのテンションでテラとこの屋上に行った。
屋上と言っても屋根という感じで、油断をしたら落ちて死んでしまう。
この場所は時々行く特別な場所。久々で懐かしかった。
ちょうど去年の今頃、ユンディとの初の共作「霧時雨」ができた瞬間にユンディとこの場所に来て星を見ながらできたばっかりの霧時雨を聴いた時の事を思い出した。
あの時の言葉で表せない深い感動は僕の大学生活において最も感動したでき事の一つ。
その他にも感動したり楽しかった大学の思い出を考えながら久々のテラとこ屋上からの星を眺めた。
なんで星を見るとあの独特の切ない感じになるんだろう。
思い出を思い出したり、色々な事を考えたり。
日が生まれると書いて星。
特に意味はないです。笑
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by free_ee_free | 2006-12-29 04:33
想架
12月24日(日曜日)
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去年のイブは六本木でライブをしていた。
そんな事を思い出しながら去年と変わらぬ大江戸線の混み混みの中、今年も六本木に行った。
クリスマスの人気スポットである六本木ヒルズの展望台に行った。
僕の目的は展望台ではなく、前々からずっと見に行きたいと思っていた森美術館のビル・ヴィオラ展。
案の定展望台目的の行列で、40分近く待った。
展示は素晴らしかった。
展示説明でもある通り、「命、誕生、死、再生、感情といった人間の根源に関わるテーマ」で、色々な事を感じ、考えさせられた。
作品自体が迫力があったり、繊細だったり美しいのに、細かくみると、スローなものの間の空間に何らかの意味を考えるといった感じで、とにかく深い内容だった。
その時々に全然違ったものを感じる事ができるのだと思う。
5分ぐらいの映像が一時間ぐらいにスローに編集されていたりするので、とても全ての部分を見る事はできなかった。頭と神経を使いすぎたか、重かったか、頭痛がしてきて、最後の方はじっくり見れなかった。
また機会があったらぜひ見たい。
クリスマスに見るには重い内容だったけど、僕は感動した。
美術館には展望台目的の客も無料で入れるので、たくさん人がいた。しかし、意味が分からないもんだから、空気も読まずに勝手な感想を言いながらどんどん素通りしていって嫌だった。
展望台からの夜景が綺麗だった。
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夜中に949に行った。
念願の夢であった96度のお酒スピリタスを飲んだ。というかなめた。
唇はおかしくなるわ、舌はしびれるわ、お腹は燃えるわ、新感覚でおもしろかった。
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12月25日(月)

久々のライブ。
川染さんのライブは凄すぎた。以前一回見た事があったけれど、今回も新しい発想で凄まじいライブだった。あんなライブをする人は他にはいないだろう。
どんな芸人よりも笑える。天才。
号泣、カヴァー、テープおこし、不老不死、シェル効果、ドラクエetc...
あのライブは頭から離れない。また見たい。
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その後の僕はとてもやり辛いなかなんとかライブをした。
音環境が難しかったのもあり、厳しいライブだった。。
課題がいくつもみつかった。
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来年はできる限り直接ピアノやその他の生音を使ったライブ性の高いライブができるようにしていきたいと思った。
その後はクリスマスパーティーをまた949でやった。
帰り道の雨は段ボールでしのいだ。笑
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疲れとホロ酔いの身体にコーヒーで喝を入れ、夜中3時頃僕とユンディは先週録音した曲の曲作りを始めた。
もの凄い集中力で時間を忘れて音を聴いた。

朝10時、「想架(おもかげ)」という曲ができました。
大学生活のしめくくりという意味もこめて追憶をテーマに作り始めたこの曲は、過去への想いを未来への想いへと架けていくような曲に仕上がりました。
今回は特にピアノとギターが寄り添い、支え、補い、膨らませ、とても良いバランスです。
当初からの目的のシンプルな仕上がりでとても満足しています。
聴けば聴く程に新しい発見があります。
素材に構成を作り、冷静に判断していったユンディの選定が本当に素晴らしかった。。。
この曲を作った事で新たにこれからやっていきたい道が見えてきてとても前向きになりました。
これで思い残す事はなく良い年を迎えられます。
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by free_ee_free | 2006-12-27 04:33
クリスマスは円盤
a0040371_13351652.jpg音がバンド名のメンバー、(ツポールヌ、川染喜弘)さん主催、出演イベントです。
僕は新曲中心に久々のライブをします。
今日の予定がまだ無い方はぜひお越し下さい。
その後軽くクリスマスパーティーしましょう!
来てくださる方は僕の携帯に連絡ください。


日時: 12月25日 18時50分オープン、19時スタート
場所: 高円寺円盤 (TEL:0353062937)
料金: 500円+1DRINKオーダー
web: http://www.enban.org/

■ツポールヌa.k.aHOT TROCHE・・・茶柱、イリーガルアート(USA)よりリリース。dvd「マイクロスケープ」に参加。画家、小説家でもある。


■kaneko,yuki・・・音楽家 音響デザイナー、2001年より東京にて活動を始める。
様々な舞台表現の音響デザイン、サウンドトラック製作も手掛ける。
web: http://www.leek.jp/yk


■柳平淳哉(やなぎだいら・じゅんや)・・・ピアノを主体とし、生楽器を用いた『暖かく色彩の溢れるサウンドスケープ』、あらゆるもので音を実験的に加工した『モノクロームの世界』。
独自の世界感でジャンル分け不能な新しい世界を追求する。
現在都内クラブ等で活動中。
2005年、小林紀晴写真展「夏へ」楽曲提供。
NICOGRAPH Digital Music Contest特別賞受賞。
「絵、写真、服飾、コラージュ、音楽」計4名からなる、アートチーム[co〜]を結成。
写真家藤原新也「memento mori」楽曲提供。
ショートフィルムサントラ制作,コンテンポラリーダンスのための曲制作など、他ジャンルとのコラボレーションを積極的に行っている。
西麻布Bullet'sでの不定期イベント『Abend〜夜の音楽会〜』主宰。


■川染喜弘・・・川染喜弘名義ではLO-FIでアバンギャルドなサウンドパフォーマンスアートを表現。何でも楽器として演奏しています。うまい棒でもガムテープでも自転車でも。ポッキーとプリッツではチョコレートのコーティングの部分で微妙に音色が異なるのでは・・グラフィックパラメーターが・・等追求しています。存在、身体表現をも演奏行為と捉え表現。LOSAPSON?LABEL等よりリリース。コズミックファンタジー2。
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by free_ee_free | 2006-12-25 13:38
サンタさんはいた
12月21日(木)

3回目となるユンディとの共作をレコーディングした。
今回のテーマは"時"、記憶"、"思い出"で、大学4年間を振り返り、集大成という感じのものにしたかった。僕らはあまり力が入っていると良いモノができない。霧時雨の時も彩夏の時も1度目の録音は力が入っていて、考えすぎで失敗して、2度目に録音したものを採用している。
今回もできる限りリラックスで、シンプルなものにしようと心掛けた。
しかし、慣れない調と勉強不足から思うように音が発展しなかった。
2度目の録音で、少し力が抜け慣れてきたところで、久々に気持ちの良い感覚でお互いの音を支えながらセッションできた部分があった。一回のセッションが30分を超えていた。
時間を短く感じれた事は良い事。音が良い意味でまとまってる証拠だ。
しかし、このままでは使えないので、別の日に再構築する事になった。
できれば今年中に完成させたい。
今回久々にスランプを感じた。とにかく勉強不足。引き出しがなくなった感じ。
今制作中の何曲かを完成させたら、しばらくお休みして、別の観点から勉強し直す事を決めた。
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まじでまじで〜

12月22日(金)

声楽発表会。
毎年この時期にやってくる発表会も今年で僕にとって4年目。最後という事で寂しい気持ちになった。
久々に横山さん中井さんの伴奏を聴いた。とても素晴らしかった。
二人とも個性があるのに、とても良いバランスで歌を支えていて、歌のフレーズとノリが引き立てられていて、思わず身体が揺れてしまうぐらいにノッて聴いた。
どんなに歌がうまくても伴奏が良くないと聴いていても集中できない。
伴奏としてのピアノの奏で方があるという事を再確認した。
僕は無事歌詞を忘れる事なく佐々木先生の言う通り上の方を見て、時々先生を見て、先生の事を想って歌った。恥ずかしながら、今回の歌の意味をほとんど知らなくて、意味も分からず歌っているのだけど、僕なりに勝手に歌を先生への感謝を伝えるものとして使わせてもらった。
最後の方の卒業している先輩達の歌はやはり素晴らしかった。
その人特有の味とこだわりを感じさせられた。
良い演奏会だった。
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ウォーミングアップ中の誠↓
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12月23日(土)

国分寺のI先生のピアノレッスン。
レッスンの日が急遽この日に変更になったり、当日になってレッスン時間が変更になったりだったので、先生もお忙しいのかと思い、僕自身寝不足で体調も悪かったので、休もうかと思ったけど、何だか行った方が良い予感がして吐き気を我慢して行った。
先生の家に行くとびっくり。
僕が現代で最も尊敬する巨匠ピアニスト、ロト先生がいた。
ロト先生のレッスンは来週にあるけどもしやと思ったら、I先生が今日はロト先生がレッスンしてくださいますと言った。I先生が仕組んでいたらしい。休まなくて良かった。。。
僕のみてもらうスクリャービンのソナタ第5番は来週のロト先生のリサイタルでも弾かれる曲なので、今回ロト先生はお手本を全ての部分においてみせてくれた。
独特の運指、独特のタッチ、独特の解釈、独特の響き、etc...
なにをとっても独特の初めての驚きがあって、その感動と美しさに泣きそうになった。。
先生のピアノの響きは特別を超えていて、同じ曲を弾いているとは思えなかった。というかもうまるで別の曲だった。
僕自身この曲は大好きで、この曲の良さを理解しているつもりだったけど、別次元のこの曲の素晴らしさを教えられた感じだった。
先生はよくレッスン中にかたことの日本語で「楽しい?」とか「おもしろい?」と言ってくる。
はいと答えるといつもとても無邪気な笑顔で握手してくる。
ほんとにレッスンが楽しすぎる。新しい音の出会いはとても刺激的でワクワクする。
運指、タッチ、解釈、表現、音の聴き方、姿勢、筋肉の使い方、身体の構造など細かく教えていただき、とても充実したレッスンだった。
いつもはレッスンを受ける人がたくさんいるので1~1時間半と時間が決まっているけど、時計を見ると4時間もレッスンしてくださった。
I先生とロト先生に感謝。
ロト先生は白いヒゲをもわ〜っと生やしているので、この人がサンタさんなのかと確信した。
今年のクリスマスプレゼントは最高だった。。。
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by free_ee_free | 2006-12-24 01:33
noc.1-Ⅱ
今日はanne(もっち、ひさよちゃん)のライブに行った。
僕にとっての久々のanneは驚く程成長していて、素晴らしいライブだった。
曲も歌詞も歌も演奏も良い。想いが伝わってくる。
こういうpopsが売れてほしいと思う。
CMでよくやってるアイドルが歌う、みそスープの歌なんかどうでもいい。

最近ライブ等に行く時にかかるお金に見合う演奏というのはなかなかないと思う。anneは完全に見合ってるし、むしろお得に感じる。
パソコンを使った自分のライブにお金を出してもらってるのが少し恥ずかしく感じた。
やっぱり生には勝てない。
僕もあっという間に感じて、また行きたいなと思えるライブができるようになりたい。

ライブ後は最前列で200枚程写真を撮りまくってたanneのおっかけのおじさんらと飲んだ。
ほとんどがおじさんの若き日のインドネシアでの恋愛の話だった。おもしろかった。
おじさんともとても仲の良い友達のように話すanneの二人。
全てのお客さんを大切にし、幅広い年齢層から支持されるanneは、これからも頑張ってほしい。テレビで見る日も近いはず。
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新曲"noc.1-Ⅱ"ができました。
この前の曲の第二楽章です。ネモのヴァイオリンと僕のピアノです。
一楽章がエラーからのノイズを多用し、古典風で重心が下に向かうというか、重かったのに対し、二楽章は空間系処理から生まれたノイズを使い、重心は軽く上に向かう感じです。
空間系処理からヴァイオリンのピッチが不安定になっている(厳密にはビブラートの幅が広くなってずれる)のですが、音響的響きとして感じてもらえたら成功です。
一楽章同様最初は比較的シンプルに、後半がノイズやピッチのずれた音が重なって音の壁ができていきます。後半の部分の少しをアップしました。
Junya Yanagidaira Web
これだけ聴いても意味不明かもしれませんね。
12月25日のライブは新曲を中心にやります。
ぜひ来てください。
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by free_ee_free | 2006-12-20 04:48
noc.1-Ⅰ,atelier
a0040371_3554126.jpg新曲が2曲できました。
今回は長々と曲についての事を書きます。自分の中でのメモのようなものなので、途中途中僕にしか意味が分からない事になっています。笑

一つ目はnoc.1-Ⅰという曲です。
三楽章形式の第一楽章にあたる曲で、先日レコーディングしたケンジのチェロと僕のピアノでできています。
この曲は4つの部分があり、一つ目の部分は楽譜通りの演奏に、ノイズがのっています。二つ目の部分はお互いの演奏の色々な部分を切って、ミックスしています。場所によってはチェロが三声重なってたりします。3つ目の部分はチェロが最初から最後まで普通に演奏しているものに対し、ピアノは楽譜の中間から最後まで弾いた後、最初から中間まで弾くという感じにコンピュータ上で切って作っています。4つ目はピアノは最初から最後まで普通に演奏している録音に対し、チェロは中間部分から最後、最初から中間という風になっています。
ピアノの前半部分とチェロの後半部分、ピアノの後半部分とチェロの前半部分がミックスされているわけです。

この曲は余韻と間という空間を大切にしたので、先ほどの方法で新しいフレーズ感と響きを得る事は目的の一つでした。
最初はどんどん発展して明るく救われていく感じにしたかったのに、暗くなっていきました。。。
曲の持つ方向性は難しいです。
与えられてるものの可能性を考えると自分の思考とは別に自然とその形になっていってしまう事が僕の場合あります。
なので、映像に合う明るい曲を作ろうとした時、最初に決めた楽器の編成や調などでまずアウトプットし、後で再構築する時、その後の音の方向を考えていくと暗くなっていってしまったりして、結果映像に合わないなんて事もあります。
これは完全に僕が未熟です。自分のイメージに音を作るのではなく、音に引っ張られ、最終的なイメージができてしまいます。できてみないと分かりません。。。

この曲は最初の部分や後半にノイズを入れようか迷いました。
ノイズがない生音のみの勝負は怖いです。
カテゴライズしたりそこにこだわるつもりはないけど、ポップな仕上がりなら生音を使っていてもそれはまた別の物(ポップミュージック等)になり自分の中で区別がつくけど、クラシックをベースに本来クラシックのための楽器で作ったので、そのままでは現代音楽風で、そこにカテゴライズされるのは怖すぎなので、僕は今までの自分らしい音楽という面からも、ノイズを使いました。
こんな小さなノイズで音楽をどのように聴くのか、どのように使われていくのか変わってくるので怖いです。
クラシックや現代音楽を崇拝しすぎでそこにはあまりにも気高く踏み込めないという自分のコンプレックスかもしれません。
このような難しくある意味くだらない鎖は無い方が良いのか。。。
しかし、この鎖が僕の今音楽を作るという働きにもなっているような気がします。


2曲目はatelier(アトリエ)という曲です。
この曲は1曲目とは逆に暗くしていきたかったのに、明るくなっていった曲です。
僕なりのサンプリングミュージックで、主に友人のTaketoさんから借りたディジュリドゥの解説(レッスン)をしているCDからサンプリングしています。
解説をしている人はアボリジニで、なんとも良い声をしているので、その美しいと思う部分の声(響き)を切り取りラップ風に使いました。CDにはもちろんディジュリドゥの音も入っているのですが、プロのそれを使うのは卑怯な気がして、ディジュの音は以前TaketoさんがくれたTaketoさんの演奏によるディジュを使いました。(素晴らしい演奏です)
あとは喋っている時のあらゆるノイズ成分を切りリズム的な役割にしたり、レコードノイズやエラー音、民族的なかけ声などたくさんの音を使いました。
100ぐらいのサンプルを作り構成しました。
感覚的でてきとーそうですが、実は細かいのです。笑

この曲を作ってる時のイメージが僕は二つあって、一つ目は2年ぐらい前に行った代官山の服屋のイメージです。
そのお店は主張しすぎてはないのに印象に残り、さらりと良い雰囲気で、お店でかかってた曲がとてもマッチしていました。
時々あの場所を今でもぼんやり思い出すんです。
どんな色だったかもどんな服があったのかも(確か女ものの店)どんな曲だったのかも(クラブミュージックだったかな)分からないけど、記憶にあります。
デザイン風というか、代官山のそんなオシャレなお店でかかってほしい曲です。笑
二つ目のイメージは友人のシンジのアトリエです。
シンジは今ロンドンにいて、どんな場所で絵を描いてるのかも分からないけど、白い服を着て、寝癖頭のシンジが日曜日にコーヒーでも飲みながら、気ままにペンキかなにかで絵を描いてるところで流れていてほしい曲というイメージです。笑

この曲は裏テーマは文化コミュニケーションです。笑
アボリジニの声がアフリカを思い起こさせ(オーストラリアだけど)、黒人の男性の声というのに対し、この曲の中の女性の声はヨーロッパ風の白人の女性です。
そういった正反対ともいえる声や、ピアノとノイズなど、混ざらないような色々なものが混在しています。

今回も二つの曲を通したくさんの事を学びました。
まだまだ勉強不足です。一つの事が分かると10個分かない事が生まれるという感じで、知れば知る程に、知らない霧が増えてきます。
世界はどんどん大きくなっていって、自分自身はどんどん小さくなっていく。。。
今日はいつにも増して意味不明な日記になってしまった。。。

曲欲しい人は言ってくださいね。
サンプルです↓
Junya Yanagidaira Web
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by free_ee_free | 2006-12-18 04:20
mac
a0040371_2141254.jpg修理工場から戻ってきたmacは故障箇所がないとの事で、そのまま返ってきた。
使っていると案の定また壊れた。
急いで渋谷アップルストアに持って行くと、謝罪もされず、更にはサービスを優先的に受ける事ができる1万ぐらいで入るPro Careを勧められた。
かなりカチンときたけど、冷静になって、通常の修理をお願いした。
向こうのミスなのだから、それに入らずとも最高のそのサービスを適用してほしい。
故障用の有料プランとか、優先的なサービスのプランとか、故障を想定しての営業を考えるより、壊れないモノの開発と基本的なサービスの良さに力を注いでもらいたい。
しかし、これでやっと曲作りを再開できる。
映画のいっちに多大な迷惑をかけてしまった。。。
残り時間で良い曲ができるよう努力したいと思います。。。
ここ二週間の日記を書きました。↓
http://seele.exblog.jp/m2006-12-01
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by free_ee_free | 2006-12-15 21:41
終わりに近づく
12月9日(土)

声楽レッスンで佐々木先生の実家にお邪魔した。ヨーロッパみたいな家だった。
先生以外になつかないという犬がなついてくれて嬉しかった。
僕は犬の扱いに全然慣れてなくてどこを触ったらいいとか分からないし、少し怖いけど、そんなん態度に出せないから、手を噛まれる覚悟で触りまくった。かわいかった。
アップルストアにパソコンを再修理に出しに行き、あまりの対応の悪さに頭にきて、その後楽譜やDVDを衝動買いした。
でも家で冷静になってみても良い買い物をしたと思う。
その後ちっちの個展に行った。
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焼酎のお店の一角の電話ボックス内の個展という、世界一小さい個展。
ちっちらしいロマンチックな世界や、逆にそれを裏切った内に秘める暗いものを出した作品などがあって、無垢な感じを感じさせる部分、主張している部分、おもしろい配色で、一見単純そうだけど、難しい作品だった。
コンセプトをお酒を飲みながら聞いて再度絵を見るとなるほど、とっても納得できておもしろかった。
まいう〜でおなじみの石塚さんやタモリが食べたという豚の肉を食べた。
ネモの待ってる姿が笑えた。
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12月11日(月)

楽しみにしていたなっつんのコンサートの事も忘れマサキとシゲミとミスドで4時間ぐらい時間をつぶした。ずっと何かを忘れている気はしていたのに。。。
次の日が二人の誕生日だった。
誕生日に恋人に何をあげるという会話になり、僕は彼女の誕生日にリングをあげたケースが多いと言った。
二人に何かあげたかったけど、財布に500円ぐらいしかなかったので、ポンデリングを買った。笑
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12月12日(火)

雨の中のフットサル。
寒すぎたけど楽しかった。
筋肉痛でうまく歩けない。

12月13日(水)

声楽試験。
自分なりに4年間の先生への感謝をこめて歌った。
今年は声楽をとるのを悩んでいたけど、とって良かったと思った。
佐々木先生で良かった。先生ありがとうございました。

12月14日(木)

オルガン試演会。
足の鍵盤になれていない僕は、足が入るたびに、間違えたり、間をとったり、さんざんだった。
吉田先生とは短い付き合いだったけど、凄く良い先生だったし、言ってくれる事もとっても勉強になった。もっと先生と話したかった。本当にありがとうございました。
高草さんがあの有名なバッハのトッカータとフーガ(チャラリ〜ン鼻から牛乳〜)を弾いた。
あんな大曲弾けて凄い。
あまりの長さに眠ってしまったけど、オルガンに包まれての睡眠はとても心地良い。いつまでも昼寝したかった。
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by free_ee_free | 2006-12-14 21:08
デジタルミュージックコンテスト
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12月6日(水)

今年もある方に勧められ、デジタルミュージックコンテストに出た。
去年は第一回目という事で主催者側の目的、進行、内容等多々疑問に残る事があったけれど、今回はそれの改善を期待して僕は望んだ。
去年は正直僕が素晴らしいと思える作品は2つぐらいしかなかった。
今回は驚く程レベルが高かった。
2番目に発表されたNさんの作品のクオリティの高さは圧巻で、緻密で迫力があって、音色や構成や世界観全てにおいて、抜群のセンスを持っていた。1位になると思った。
3番目のMさんも環境音中心に抽象的で透明な作品で良かった。女の人だけに作れる感覚という感じがした。
5番目のKさんは去年も参加されていた方で、DNA情報を音にするコンセプト?のもと、もの凄い情報量の過程を経て、まさに"研究"といった作品だった。
今回プレゼンテーションは2分以内という事だったけど、10分ぐらいプレゼンしていて少し卑怯だった。とても教授群に支持されていた。
ルール内で行うはずのコンテストなので、それが許されるなら、僕も長々やりたいもんだった。
Kさんは肝心のアウトプットされたものがしょぼかった。
DNA情報をMIDI化し、FM音源で鳴らしたもので、なぜか4つ打ちだった。
4つ打ちのビート部分は自分で曲としてまとめるためなのかなと思い、後で質問するとDNAは4つ打ちなんですよ。と意味不明な事を言っていた。???そうなの?どんな解釈?
6番目のW君はルールで5分以内と決められてる曲が5分を超えていて、審査員からかなり厳しく言われていた。
プレゼンは超えてもいいのに、曲は超えてはいけないのか。。。?
7番目のA君はハーフの人で、やたら音楽と宗教を結びつけていた。そして自分の中で一番宗教を感じさせるというトランスを披露していた。
プレゼンでは音圧が高くないと自分は納得できないからビートもんだし、コンプを多用したと言っていた。??
その後に披露した音圧主義反対の僕のピアノの曲より音圧は低かった。
曲的にもいわゆるMIDIの匂いがプンプンする曲で、僕的にはとてもナイ感じだったけど、審査員からはとても評価されていた。
8番目のHさんの曲はバイノーラルマイクとMax/Mspで作られた音楽で、おもしろかった。
最後が僕の出番だった。
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前日にDonにプレゼンを見てもらい、かなり修正をしてもらって、練習を重ねた苦手のプレゼンを精一杯やった。
何千万?とかいうスピーカーシステムの音が割れていたのが残念だった。
後半の映像作品部門は映像があり得なくて、音をつけられるようなものではなかった。
ポップな作品が多かった。
4番目に発表するはずだったHMさんの曲が再生できなかったとのことで、最後にやり直した。
曲は池田亮司を思わせる曲で、ノイズ美学を堪能させてもらえる僕の大好きな感じの曲だったけれど、ここでなぜか前の方に座っていたある教授が耳を塞いでいた。
しまいには、過大入力でスピーカー壊れちゃうよと大きな声で言った。
僕はもっと大きくてもこの手の曲は良いと思ったし、納得がいかなかった。
作曲者の意図する音を再生できないなら、いくら何千万とするスピーカーでも失格だし、こういう新しい音楽を理解できない人が審査するなんておかしいと思った。
結局古い感性を持った人達がその枠の中で審査している。
新しい音楽の開発のためのコンテストじゃない。
センス悪いものを評価している部分が納得できた。
色んな意味で勉強になったコンテストを終え、ユンとDonと海鮮Donを食べに行った。
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夕方会場に戻り、審査員の一人作曲家O教授の講演会を聴いた。
O教授はあるとても有名な作曲家の弟子らしく、その先生の教え「作曲家は自分の曲を分析してはならない」という言葉を一夜だけ破り、自分の曲を分析してみせると言って講演会を始めた。
そういえば僕のプレゼンの時に誰かの質問に対し、ノイズの事で僕の思いを語っていたら、作曲家が自分の曲を解釈するもんじゃないと言われた。。。
その方はある時自分の音楽をコンサート会場で聴いていた時に、時代についていってない自分の音楽を恥ずかしく感じ、4年間作曲ができなくなっていたと言った。
その後友人の死をきっかけに作曲を開始し、今までの作曲法とは違う作曲方法を始めたらしい。
その方法とは自分の感情から一切脱し、人々にどのような感覚を与えるのかという事をとことん追求した方法。心理学等をかなり研究した結果でもあるらしい。
その後バッハ、ベートーヴェンの曲の分析を始めた。
彼らがなぜ天才かと言うと、それは人々がその音を聴いたらどのような感覚になるのかという事知っていたからだと言った。
このフレーズをこのように結びつけ、こう展開すると...こう感じる。
と楽曲の分析をした。これはとても分かりやすく理解できた。
こういった理論を自分の曲で用いたらしい。
それは数学的な作曲方法で、教授は、
「自分の中で思いついたメロディーやフレーズを曲に反映させるなんて稚拙な事を作曲家はしてはいけない」とまとめていた。
自分ではなく、他人の感覚をどう動かすのかを考えろと。。。
現代の作曲家は楽譜による作曲、コンピューターによる作曲、映像への音楽など、様々な作曲方法を勉強しなければならないと言っていた。
それはつまり現代の人が求めているものを掴み、現代に何が必要なのかを知り、現代の流れに常にのっているためだと。
そして新しい音楽の創造こそが作曲家の目的だと言っていた。。。

教授の話は僕にとって新しい事が多くて、とても勉強になった。
究極なところでもあると思ったけど、そうじゃなきゃだめというのはおかしいと思った。
自分の想いを曲にのせて作ったって良いと僕は思うし、色々なものがあるからこそ、音楽は自由で平等で発展していくのだと思う。
教授の意見も一つの考え。それだけが正解というのが嫌だ。

その後結果発表があって、僕は3位だった。
DNAのKさんが一位、トランスのA君が2位だった。
納得がいかなかった。
Nさん、Mさん、HMさんらが選ばれるべきだと思った。
ここまでアウトプットがシカトされるなんて。
審査員の教授群のセンスを本当に疑う。
賞金と協賛だったサントリーからCCレモン一年分、ではなく半ダースをもらった。
重かった。。。

その後の懇親会では様々な教授や出演者と話す事ができた。
O教授に話しかけると自分の話だけをし、僕の発言を聞こうとせず、さっそうと行ってしまった。
その時流していた外人アーティストの映像をひたすら褒めていて、日本人にここまでの映像を作れる人はいないと何度も言っていた。確かにアイディアと感性は人間離れしていておもしろかったけど、黒川さんや高木さんの緻密な映像に比べたらそこまででもないと僕は思った。
なかには話の分かる教授もいて、僕の言わんとする事を全て理解してくれていた。
その教授と話していると、僕の中の怒りが収まっていって、気持ちに整理がついてきた。
ありがたかった、あの若い名前の分かない教授。。
耳を塞ぎ、スピーカーが壊れちゃうと言った教授には、 僕の想いをハッキリ伝えると、いつまでもつっかかってきてください。私らは常に君達の先生なのですと言った。
不思議な人。。。
会場にはサザエさんの番組の中の曲を作ってる人や、武満徹と並ぶナントカの3大作曲家の一人?という人がいて、その人は22歳ぐらいから作曲を始めたらしい。
その人は作曲は音楽的感性ではなく数学的なアイディアが必要みたいな事を言っていた。??
トランスのA君は話してみると良い奴で、僕とは全く違った考えを持っているにせよ、彼の考えや音楽に対する熱意など好感を持てる部分もあって良かった。
色々な考えがある。みんな頑張る。
最後にNさん、Mさん、HMさんらと話した。
彼らはやはり僕と同じような事を思っていて、教授の悪口などで大いに盛り上がった。
共感できる仲間がいて良かった。

めっちゃ勉強になった一日だった。
懇親会の時の白子や普段食べられないような美味い料理達が忘れられない。。。
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by free_ee_free | 2006-12-06 19:23



Junya Yanagidaira
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